写真展を見に出かけた。
写真展の余韻に浸りながら駐車場でバイクに鍵を差し込んだら、すぐとなりに猫がいた。
気がつかないから、いないのか。
気にしていないから、気がつかないのか。
そういうことって、実はたくさんあるのかもしれないね。
本当はいつも傍にいて、ただぼくらが見ていないだけ。
見えていないだけ。
その写真展は、
壮大な母子のストーリーを丁寧にすくいとった写真と、
箱庭のような場所で、遠いようで近い距離感と作家との関係性を写した写真、
見事に切り取ったフレーミングを通して、作家さんの視点を体感する写真と、
雑踏の中に見過ごしてしまいそうな刹那の瞬間、視線の邂逅をスナップした写真。
そのどれもが際立っていて、だから見ていて飽きない。
4人の写真家たちがそれぞれに見てきた猫。
5月に東京猫色を卒業した
池口正和さんが参加しています。
10月8日-10月20日
月曜休廊(日曜17:00迄)