9.05.2017

Wonderwall



汗でシャツがまとわりつく

僕は昼間の繁華街を疲れ果てて歩いていた

人ひとりがやっと通れる路地を抜けようとした時
鎮座するキミの姿を見つけた

何でそんなところに
しかも こんな時間にいるのさ

鞄の隅にあったカメラを取り出すと数回シャッターを切った

路地を抜けて
大きく深呼吸をした
なんだか不思議と体が軽くなったような気がした


地下鉄のホームに着いた僕のイヤホンからは
イギリスのロックバンドの曲が流れていた



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