「さて、町内パトロールに出発にゃ」
久しぶりに伺った友人宅の、台所の窓の向こう側、壁の上に猫。
時間になると会いに来て、しばしの歓談。
ひとしきりを済ませると、なにか言いながら、どこかへ去っていく。
なんだかホッとするひとときでした。
近くにいることは知っているけど、どこの誰だかはよくは知らない。
よくは知らないけれど、近くにいるさ、知っている。
この時間、この場所のかけがえのない来客。
そんな人も、沢山いたもんだけどな。最近は見かけなくなったよ。
天気が「悪い」とネガティブに捉えがちな空模様だが
濡れて輝く葉っぱから生命力を感じるし
障害物だらけのスペースでも猫は寝床を見つけ
ちゃっかりとくつろいでいる
みな逞しくてとても 良い
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Naoe Shimada